Z&H Designs は2018年に誕生しました。最初の商業モデルが完成するまでに5年の研究開発を経て、2024年に正式にブランドを立ち上げました。現在、Z&H は英国を拠点に、現代のスタジオ向けにプレミアムなハンドメイドのプロオーディオギアを作り続けています。
Z&H Designs は、グローバルなオーディオエンジニアのコミュニティを基盤としています。
英国、EU、米国の30名以上のエンジニアが Z&H の開発・テストに関わり、デザインやハードウェア性能についてのフィードバックを提供しました。コミュニティにはグラミー賞受賞者も含まれ、ヒップホップ、レゲエ、ソウル、ポップ、ジャズ、ロックなど、幅広いジャンルのクリエイターが参加しています。その結果、Z&H は多様なプロオーディオ市場への深い理解を培ってきました。
Z&H はアナログ技術者だけでなく、才能ある音楽プロデューサーやエンジニアも社内に揃えています。
各デザインは1年間、当社の商業スタジオで実際のハイエンドプロジェクトに投入され、徹底的にテストされます。市場に出る頃には、すでに100万もの耳に聴かれ、プロオーディオの基準とリスナーの期待を満たすことが保証されています。。

黄金時代のサウンド、あるいは最先端の未来へ。
最新のアナログサウンド技術を駆使し、Z&H のギアは誠実な音を届けます。それでいて、ほんの数回の調整で、70 年代の名盤の空気感を再現することも可能です。
私たちは、高容量コンポーネント、精密にマッチングされたトランジスタ、そして高度なディスクリート高電圧オペアンプを贅沢に使用し、「Zen」の音の質感を追求しました。クリーンでクリアでありながら、決して無機質ではない。ソフトウェアでは再現できない、音楽的な響きを宿しています。
対照的に、「Hit」の響きを実現するために、心地よくコントロール可能な歪みと倍音を取り入れました。ほぼすべてのトランスを手作業でカスタム製作し、クラシックなディスクリート・ドライバー回路を徹底的に試作しました。
最終的に、モダンなトランスは周波数全域での安定性に優れる一方、ドライバー回路の影響は非常に大きいことが分かりました。トランジスタとドライバー回路の組み合わせ次第で、まったく異なる音楽的キャラクターが生まれます。トランジェントの繊細なニュアンスが音を滑らかにし、そこに独自の歪みが加わることで、Z&H のモデルはそれぞれに異なる「Hit」の表情を持ちます。この、自在に操れる音の風味こそが、アナログギアの美しさ。
そして「Zen」と「Hit」が融合するとき、そこに完璧な調和が生まれます。
人の手で作り、人の耳で確かめる。
最初のプロトタイプを手作業で組み上げたように、お客様のもとへ届けるすべてのユニットも、私たちの手で一つひとつ作り上げています。
出荷前には、実際のミキシングエンジニアがテストを行い、承認の証としてサインを記します。製作に関わった職人たちも、それぞれの名を刻みます。
量産には向かない、ブティック・クオリティのクラフトマンシップ。それこそが Z&H の誇りです。

私たちは、自社でパーツを製造しています。
5 年に及ぶ探求の中で、最初はパーツの調達から始まり、最終的には自社製造へと至りました。
大きな投資となりましたが、その結果、多くのパーツの品質、形状、質感、さらには色に至るまで、完全にコントロールできるようになりました。中には回路に影響を与えるものもあれば、パネルに配置されるものもあります。
そのおかげで、カスタマイズが可能になりました。ノブの色はもちろん、それ以上の選択肢もお客様次第です。

見えない部分にも、一切の妥協なし。
多くのメーカーが低コストな電源ユニット(PSU)へ移行する中、Z&H は信頼性の証明された設計を貫いています。私たちのリニア電源は、まるで装甲車のように頑丈で、リップルノイズは極限まで抑えられています。
これは往年の機材にも採用されていた方式であり、時代を超えたサウンドの礎となります。さらに、この電源設計に適した冷却システムを組み合わせることで、追加のコストをかけてでも性能を追求しました。
内部を見れば、そのこだわりが一目瞭然です。